いろんなサイズの水槽があってきめられな~いって思いませんか?
初心者は迷わず60cm水槽を選べ!
なんてことが書いてあるサイトがたくさんありました。
はたして本当にそうなのでしょうか?
ひとつひとつメリットデメリットがあります。
いろいろ考えて選んだ水槽を本日はご紹介していきます。
是非最後までお付き合いください。
Contents
1.水槽の規格
水槽のサイズは様々なものがあります。
その中でも代表的な水槽サイズ数種類を比較してみたいと思います。
名称 | 水槽サイズ(cm) | 水量(ℓ) | 価格(参考) |
25cm規格水槽 | 約幅25×奥行17×高さ21 | 7.5 | 約\1,500- |
30cm規格水槽 | 約幅30×奥行20×高さ25 | 13 | 約¥1,700- |
30cmキューブ水槽 | 約幅30×奥行30×高さ30cm | 24 | 約¥1,900- |
45cm規格水槽 | 約幅45×奥行30×高さ30cm | 35 | 約¥4,000- |
60cm規格水槽 | 約幅60×奥行30×高さ40cm | 65 | 約¥4,000- |
90cm規格水槽 | 幅90×奥行40×高さ50.5cm | 160 | 約¥15,000- |
価格はすべて同メーカー、同グレードの水槽にて
比較しています。
ショップによって差があると思われます。
水槽が大きくなれば高くなる!わけでもない。
水槽が大きくなるのと比例して金額が高くなっていっている訳ではないというのがわかると思います。
45cm水槽と60cm水槽ではよりスタンダードといわれている60cm水槽のほうが出荷数が多いので金額も安く設定できるのでしょうね。
同じ30cmでも水量はちがう!
30cm水槽と30cmキューブ水槽を比較すると同じ30cmと名がついていても水量が倍近くあることが分かると思います。
価格もそこまで変わりませんね。
2.水量の違い
水量によって魚を変える数がかわります。
少ない水は汚れやすい!
絵具で例えると洗面器に絵具を少し垂らすだけで水が濁ってしまうのに対し大きなプールに絵具を同じ量入れても薄れてきれいなままですよね。
水槽も同じで沢山の水量があれば汚れが分散されて水質が悪化しずらくなるわけです。
初心者はなるべく小さめの水槽から・・って考えがちですが実は水量がなるべく多い水槽を選んだ方が管理の楽なきれいな水槽を維持しやすいといわれているんですね。
水量に対して適切な飼育量は?
ネオンテトラなどの小型の魚であれば水2Lに対して1匹が一般的な飼育数と言われています。
先ほどの表に当てはめてみましょう。
名称 | 水量(ℓ) | 小型魚飼育可能数 |
25cm規格水槽 | 7.5 | 約3~4匹 |
30cm規格水槽 | 13 | 約6~7匹 |
30cmキューブ水槽 | 24 | 約12匹 |
45cm規格水槽 | 35 | 約17~18匹 |
60cm規格水槽 | 65 | 約32~33匹 |
90cm規格水槽 | 160 | 約80匹 |
25cm水槽って意外と魚を入れられないんだなって思いませんか?
もちろん水槽内の底砂の厚さや器具類、水草の量によっても変わってきます。
飼育したいお魚のサイズやエサの食べる量によっても変わりますので注意が必要です!
60cmが初心者向けなワケはこれだった
さきほどの表を見ていただくと60cm水槽って小型魚なら30匹近く飼育できるんですね。
初心者が熱帯魚を買うとき30匹も買ってこないのではないかな~って思います。
せいぜい試しにかったとしても10~15匹。
そうすると適正数量の半分も水槽に生体を入れない状態ってことになるわけです。
そこから水槽にはまってさらにお魚を増やしたとしてもまだまだ過密水槽には程遠いってことになるわけで。
水替えを頻繁にしなくてもそこそこきれいな状態が維持しやすい!ってことなんですね。
つまり小型の水槽であっても適正な生体の飼育数適正な回数の水替え等を理解していれば問題はないということになります。
3.金額の違い
先ほどは水槽単体の金額だけを見てみました。
ここでは水槽の付属品や電気代なども含めて考えてみます。
水道代
水槽が大きくなればもちろん
その分使う水道水の量も増えます。
そうなれば当然気になるのが
水道代!
一週間に一回1/3の水替えをすると考えると水道代の違いは以下のようになります。
名称 | 水量(ℓ) | 水道代(月) |
25cm規格水槽 | 7.5÷3=2.5 | 0.0025㎥x200円x4回=2円 |
30cm規格水槽 | 13÷3=4.3 | 0.0043㎥x200円x4回=3.4円 |
30cmキューブ水槽 | 24÷3=8 | 0.008㎥x200円x4回=6.4円 |
45cm規格水槽 | 35÷3=11.7 | 0.0117㎥x200円x4回=9.4円 |
60cm規格水槽 | 65÷3=21.7 | 0.0217x200円x4回=17.4円 |
90cm規格水槽 | 160÷3=53.4 | 0.0534x200円x4回=42.7円 |
※1㎥あたり200円として計算
全体の使用水量や地域によって異なります。
水道料金だけみるとそこまで大きな違いはなさそうですがちりも積もればなんとか・・。
年間にすると最大で数百円程度は違いがありそうです。
ヒーターの電気代
水量が多くなると冬場のヒーターも容量の大きなものを選ぶ必要があります。
電気代はヒーターのワット数によって変わります。
名称 | ヒーターワット数 | 電気代(月) |
25cm規格水槽 | 30ワット | 0.03kw x 26円x24時間x30日=561.6円 |
30cm規格水槽 | 50ワット | 0.05kw x 26円 x 24時間x30日=936円 |
30cmキューブ水槽 | 80ワット | 0.08kw x 26円 x 24時間x30日=1497.6円 |
45cm規格水槽 | 100ワット | 0.1kw x 26円x24時間x30日=1872円 |
60cm規格水槽 | 150ワット | 0.15kw x 26円x24時間x30日=2808円 |
90cm規格水槽 | 300ワット | 0.3kw x 26円x24時間x30日=5616円 |
※1kwhあたり26円で計算しています。
電気使用量や電気会社によって変わります。
これは大きな違いがでましたね!24時間稼働し続けた場合の金額ですし、室温などによっても当然変わるのですが選ぶ水槽サイズによってこんなにも電気代が変わるのは驚きですよね。
その他CO2の量など
そのほかにも水量がおおければCO2添加するばあいにたくさん添加しなければならない
照明等の機材も大きな水槽になれば金額が高くなるなどなど細かい違いがあります。
4.管理やレイアウト
水替えの労力
水替えを週に一回するのに先ほども書いたように60cm水槽を例にすれば約20キロ近くを洗面所やお風呂場まで毎回運ぶ必要がありますね。
設置場所が水回りに近いのか遠いのかによっても選ぶべき水槽は変わってきます。
ともきちとしては毎回20キロもの水をあっち持って行ってこっちもってきてってやるのは・・・初心者向けではないんじゃないかなって思います。
水が汚れずらいとはいっても重いしめんどくさいし時間かかるしってなったらさぼってしまうこともないことはないんじゃないかなあっておもいます。
レイアウトの自由度
レイアウトの自由度は圧倒的に大きな水槽が有利ですね!
広い空間を使って大草原を再現したり、深い森のなかを再現したり。どんなレイアウトにも対応できる万能さでいえば60cm水槽が一番ではないでしょうか。
そのかわりレイアウト品は小さな水槽よりもたくさんそろえる必要がありますね。水草もレイアウトにもよりますがたくさんの量を植える必要があります。
逆を言えばいろいろな種類の水草を飼育できるからいい!っていうことにもなりますね。
5.それぞれのメリットデメリットまとめ!
最後に30cm以下の小型を言われる水槽と中型~大型といわれる45cm、60cmそれぞれのメリットデメリットを思いつくだけざっと挙げてみます。
水槽サイズ選びの参考にしてみてくださいね。
30cm以下の小型水槽
・価格が安い!
・維持光熱費が安い!
・水替え量がそこまで多くない。
・水草や生体の数が少なくて済む
・置き場所を選ばない。
・水替えを頻繁に行う必要がある
・飼育できる生体の数が少ない。
・レイアウトに限りがある。
45cm~60cmの中型以上水槽
・水替えの回数を減らすことができる!
・飼育できる生体の数や種類がおおい
・思った通りのレイアウトがしやすい
・レイアウトの参考がネットにたくさんある
・一回一回の水替え量が多い!重い!
・維持光熱費が高い
・かなりの存在感。置き場所を選ぶ。
6.調査結果!初心者におすすめは30キューブ!
いろいろメリットデメリットをみてきましたがいかがでしたでしょうか?
個人的に調べてみてお勧めできるなと思ったのは30cmキューブ水槽です。
・水槽の高さがあるので水量がそこそこ多い
・人気のある規格なので価格がそこそこ安い
・飼育できる生体数もおおくもなくすくなくもなくちょうどいい。
・光熱費もお小遣いからなんとか捻出できそうな値段
中途半端といえば中途半端なのですが、またその中途半端さがなかなかにちょうどいい。人気があるというのもうなずけますね。
すでにともきちは自分用1個と嫁用1個の計2個の30cmキューブ水槽を購入しました。次回はこの水槽を紹介してみようと思います。
最後までお付き合いありがとうございました!
また是非遊びに来てくださいね!BYE!